こんにちは。
今回のブログはクプアス48についてのインプレとなります。
最後までどうぞご覧くださいm(_ _)m
正直私の感じるままにその楽しさを伝えて行きたいという気持ちから書くことにしました。
あくまでも私目線でのクプアス48についてのブログになりますのでどうぞご理解いただきたいと思います。
先日ブログでこだわりの道具たちということでTULALAのロイラ52とクプアス48を纏めてご紹介致しました。
その中で書ききれなかったことをメインとして書かせていただきたいと思います。
そしてアマゾンシリーズと呼ばれておりますがこれこそ私は自称「北海道スペック」だと思います。
東北、北海道で釣りをされている方にぜひお勧めしたいと思います。
私は北海道で渓流トラウトをメインとし長年餌釣り、フライ、ルアーと川の変化も含めて見てきました。
まさに北海道はトラウト王国ですし、どこの川にも(禁漁河川や保護河川も含め)トラウトはいて当たり前の存在です。
そして渓流域は開けた河川だけではなくボサが多かったり藪漕ぎをする場面も多かったりある程度テクニカルな技術を要求される事も多いです。
小物から大物までの可能性もあるので時には60越えの大型のトラウトが渓流域で突然ヒットする事もあります。
私たちが釣りをするフィールドにおいて必要とするものを兼ね備えているロッドがクプアス48だからです。
クプアス48を使用していると色んな質問をいただきます。
質問してきてくださる方に渓流トラウトをするときにどんなアクションをつけますかという質問やメインルアーのウェイトはどのくらいですか?伺うのですが大体が3~6gと皆さんお答えくださいます。
北海道においては8gや10gの人もいます。
自分の釣りスタイルと使用するウェイトがロッド選びには重要にもなりますし、河川幅や魚種にも変わってきます。
そして皆さん口をそろえて「バシバシトゥイッチをして誘い出すことが多いかな?」とお話されます。
そして源流域を目指して釣行される方も多いようで、レングスも気にされます。
そこで私は自分がどのようにしてこのロッドを使っているか、どういう特徴があるかなどお話させていただきたいと思います。
私は以前使っていたロッドはキャストに関しては何の不満もなくスムーズにカバーなどに撃ち込むことができるようになっていました。
ですがテクニカルの部分(アクションやフッキング等)において若干のストレスがありました。
なぜなら北海道は不意な大物が出てくることがあり、その際にフッキングミスを何度も繰り返し、確実にその大物をターゲットにするというとき
以外心構えが足りなく何度もばらしてしまったことが続きました。
そしてルアーアクションについてですがまだ自分の実力が足りないことも踏まえミノーやスプーンをうまく意識して操作することができなくそれがストレスに変わっていました。
ウェイトも軽いものだとまだアクションをつけられたのですが、オーバウェイトぎりぎりになってくると偏光越しに見るミノーやスプーンの動きにキレがないことがわかってきました。
あとは川幅がとても狭いときに長さもストレスになり水面を叩くこともありました。
段々とこういった不満が出てきて釣りに対して悩むようになりました。
キャス練に加え実釣を重ねても完璧に克服できなく壁にぶち当たってしまいました。
釣りは楽しいものなはずなのに楽しめなくなってしまっていました。
すべては自分の力量不足と思いかなり悩んでいた時に前回のブログ
↓
こだわりの道具たち②クプアス48とロイラ52
にも書きましたが、横浜のフィッシングショーでTULALAテスターのモンマジさんに振らせてもらったことを思い出しました。
他のブースにいた私にあの時、「触ってみてよと」声をかけてくれなければ悩んで終わっていたかもしれませんが、触った感触、モンマジさんの説明を思い出しSNSで連絡を何度もし、詳しいお話を聞き
「クプアス48は絶対私のストレスを解消してくれる」という思いが強くなり購入に至りました。
まず、このクプアス48を手にしたとき一番驚いたのがロッドの重さ。
とにかく軽いです。
ティップには芯がありつつもしなやかさがある。
少し振ってみると反発の反動の速さなど「今までにこんなにコンパクトなのにこのしなやかさがこのレングスにあるのか」と驚きました。
細いロッドなのに芯がありつつも柔軟性もあり、3Pとは思えないほどのバランスでした。
そしてガイドを確認するとマイクロガイドではなくオールチタントルザイトのWガイド。
Wガイドだと内径が大きくライン抜けがスムーズでヤジロベエ理論が生かされておりトゥイッチなどのアクションがやりやすい。
そしてフィネスロッドには珍しいシングルハンドではなくダブルハンド。
これについては上記にあるようにBOMBADA Selectionのクプアスのページで熱く語られておりますが実際に手にし、釣りをするとそれが何で必要かすぐにわかります。
すべてにおいて計算されている事が見て触って実感できるロッドだったので購入した時に自分の釣りに絶対に合うと確信できました。
そして私にとってのかなり重要なものが価格。
財布の事情は皆さんよくあると思いますが、オールチタントルザイトのWガイドを使っているのに39800円って本当?と困惑しながらもその価格に驚きました。
キャストに関しての不安については、私は以前のロッドの時からほぼバックハンドかフリップキャストしかしていなかったので、このロッドを持ったらすぐにやってみようと思ったのがフリップキャスト。
ブラジリアンフリップキャストとしてBOMBAD TERU氏が紹介していたので、テイクバックを入れたキャストならすぐにできると思いまずは6gからキャストしました。
力を込めずテイクバックでスルッと飛んでいくルアー。
弾道が低くボサめがけてルアーが綺麗に着水したのです。
正直言って衝撃でした。
こんなに力を抜いてテイクバックだけでこんなにも綺麗に決まるのかと驚きました。
そこから移動してもっと川幅が狭くやや水深があるところでウェーディングしながらキャストを何度もするが水面を叩くことがほぼない。
何度かキャストフィールを楽しみそこからトゥイッチを開始してみるとミノーが思いのままに動く。
ミノー操作に関してのストレスが全く感じられない。そしてスプーンに変えてもアクションが冴える。
むしろロッドの繊細な動きをしっかりとルアーが感知している事がわかります。
何より力む事がなく手首にも負担がかからない。
偏光越しに見るルアーが思いのままに軽やかに動いていました。
その瞬間バイトがあり、前のロッドの要領で力いっぱいフッキングを引くように思わずしてしまったらトラウトが水面から飛び出してしまったのです。
ロッドに秘める力を知るとともに力まず自然のフッキングでしっかり決まることがわかりました。
その後釣れる度になんでこんなにファイトしやすいかとふと気づくとボンバダヤジロベエ理論に基づきファイトの時にグリップをひじにかけて手首への負担が軽減されている事に気づきました。
これがダブルハンドルの意味でもあるのかと尚更どこまで計算されているのだろうと感動しました。
30ちょっとのブラウントラウト
尺イワナ
20センチから40センチ未満のトラウトでもまったくのストレスを感じなく楽しめるファイトでむしろ魚の動きを感じ、前よりもキャッチが出来て釣りが楽しくなりました。
最初触ったときは以前のロッドよりも硬めのティップだった為、小型のトラウトとのファイトがどうなるのかと不安がありましたがとにかく何が釣れても楽しい。
魚との距離が近くなった気持ちになりました。
こんな楽しいロッドが今まであったのだろうかと、時間を忘れてひたすらキャストに没頭できました。
そして北海道のように予期しないサイズが出てきても安心のパワーがしっかりとあります。
(仲間の釣果を含め60オーバーのトラウトの実績があります)
そこで私として少し心配だったのが3gと8g~10gのキャストです。
軽いものと重たいものはどういうキャストになるかを試してみるとテイクバックをしっかり決めるとしっかり決まり重たいウェイトのルアーだとブラジリアンフリップキャストまでは行きませんがしっかりと反動を生かしたフリップキャストが決まりました。
女性が力いっぱいにスピニングでキャストを振りきるのをよく見ますが女性こそ、クプアス48の力が要らずしっかりとキャストできるロッドをお勧めしたいです。
コツは確かにありますが、それはどのロッドでもあるはずなのでクプアスのロッドの軽さ、セットするリール(16アルデバランやスコーピオンBFSなどの軽量のフィネスリール)だとこんなに軽く重さが負担にならない釣りが楽しめるのです。
逆にカルコンBFSなど少し重ためのリールをセットするとテイクバックを入れやすくなるとは思います。そして魚の動きをよりしっかりと感じることができるので楽しみ方は人それぞれあると思います。
私は一度目の釣行からスコーピオンBFSをセットし釣りを楽しんでいます。(アルデバランはちょっと値段が・・・と思う方にコスパ的にもお勧めです)
その後そんな飛距離が要らない場所での軽いロックフィッシュなどにも使用しましたが魚とのファイトが楽しくてずっと釣りをしていました。
良型のガヤ(エゾメバル)
これから本州でも渓流解禁が始まると思いますが、もし今使ってるロッドの操作性に疑問があったり次のロッドを検討なさる方がいるなら1度クプアス48を触って感じていただきたいです。
今までの自分の釣りの世界から一歩前進しまた次の世界を見つけられると思います。
私はこのバランス、操作性に惚れ込み今年のシーズンは使い込んでしっかりと釣果を上げていこうと思っています。
もちろん、全てにおいてこれ一本で河川がオールマイティということはありません。
渓流域や、カバーを狙うとこ、川幅の狭い源流域など繊細な釣りにはコレが1番だと自分自身が強く勧められます。
そしてこれからしばらく横浜、大阪のフィッシングショーと続き、名古屋キープキャストでロッドを見る事触る事が出来ると思います。
ブースにはプロデュースしたBOMBADATERUさんもいらっしゃると思うので実際にお会いしてお話を伺えるチャンスもあると思います。
是非興味があったり、触ってみたいという方はブースまで足をお運び下さい。
大物狙い、少し大きめの渓流域ではロイラ52を使用しておりますのでロイラ52についても私なりの考えを書いたインプレを出したいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではまた(*´ω`*)
追記
2022年に私がTULALA TRUITEでプロデュースさせて頂いたイワナ・ヤマメ用渓流ベイトロッドのClerus411UL(クレールス411UL)が発売されております。
下記に解説記事のリンクがありますので興味のある方は是非ご覧ください。

コメント
コメント一覧 (2件)
お邪魔します。新しいブログ見に来ましたよ(^^)
インプレ見て、クプアス48触ってみたくなりました。
こちらのブログにも遊びに来てくださったんですね😊いつもお世話になっております😊クプアス48は芯があるのに柔軟さがあるとても素敵なロッドです✨ぜひ触ってみてください😊今後ともよろしくお願いします。